阿蘇世界文化遺産推進室オフィシャルサイト

世界遺産とはWorld Heritage

世界遺産とは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれてきたかけがえのない宝物です。現在を生きる世界中の人びとが過去から引継ぎ、未来へと伝えていかなければならない人類共通の遺産です。

世界遺産は、1972年の第17回UNESCO総会で採択された世界遺産条約(正式には『世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約』)の中で定義されています。2014年12月現在、世界遺産は1007件(文化遺産779件、自然遺産197件、複合遺産31件)、条約締約国は191カ国です。

(引用:日本ユネスコ協会連盟HP/世界遺産とは

文化財の種類

文化財には市町村指定の文化財から県・国指定の文化財まで種類がありますが、「世界遺産」とは、これら文化財の頂点に位置する、いわば「人類のたからもの」という位置づけになります。

その趣旨として、「かけがえのない文化と自然を国境や民族を超えて保護し、未来へと引き継ぐこと」を目的として、ユネスコ「国際連合教育科学文化機関」が世界遺産条約に基づいて登録するものです。

世界遺産の種類

世界遺産の種類
文化遺産は歴史的、芸術的な建築物や遺跡などで人類が作り出したものをいい、文化的景観もここに含まれます。我が国の場合、文化庁が所管しています。簡単にいうと、「人間の営みにより遺された遺産」のことです。
自然遺産は鑑賞上、学術上または保存上、特徴のある地形や地質、生態系、景観、絶滅の恐れがある動植物の生息地などを含む地域になり、我が国では環境省と林野庁が所管しています。文化遺産が人間の営みであることに対し、こちらは「自然の営みにより遺された遺産」ということになります。
複合資産は文化と自然の両方を兼ね備えた遺産のことです。
危機遺産は、戦争などを要因として価値を損なうような重大な危機にさらされている遺産のことです。

日本国内における世界遺産分布図

  1. 知床[自然]
  2. 白神山地[自然]
  3. 平泉-仏国土(浄土)を表す建築・
    庭園及び考古学的遺産群-[文化]
  4. 日光の社寺[文化]
  5. 富岡製糸場と絹産業遺産群[文化]
  6. ル・コルビュジエの建築作品
    -近代建築運動への顕著な貢献-[文化]
  7. 小笠原諸島[自然]
  8. 富士山-信仰の対象と芸術の源泉[文化]
  9. 白川郷・五箇山の合掌造り集落[文化]
  10. 古都京都の文化財[文化]
  11. 古都奈良の文化財[文化]
  12. 法隆寺地域の仏教建造物[文化]
  13. 紀伊山地の霊場と参詣道[文化]
  14. 姫路城[文化]
  15. 原爆ドーム[文化]
  16. 厳島神社[文化]
  17. 石見銀山とその文化的景観[文化]
  18. 明治日本の産業革命遺産
    製鉄・製鋼、造船、石炭産業[文化]
  19. 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群[文化]
  20. 屋久島[自然]
  21. 琉球王国のグスク及び関連資産群

文化遺産オンライン(文化庁)

世界遺産登録とは

世界遺産登録の流れ

世界遺産に登録されるまでの流れを簡単に説明すると以下のようになります。

暫定リストの提出 最初は「暫定リストの提出」からが登録のスタートとなります。暫定リストとは世界遺産条約を締結している各国の政府がおおむね、5年~10年以内に推薦しようとしている遺産のリストになります。先ず世界遺産になるためには、このリストに入ることが第一の目標となります。
推薦 次に各国の政府は暫定リストに記載されている中から条件が整った資産を年1回(文化遺産1件自然遺産1件)ユネスコ世界遺産センターに推薦します。
評価 推薦があった資産について、専門家の国際NGO団体が第三者の立場において調査を行ったうえで、客観的に評価を行います。
審査・決定 最後にユネスコ世界遺産委員会による審査・決定となります。決定については、「登録」・「情報照会」・「登録延期」・「不登録」と4つの区分があります。「登録」となった場合、世界遺産として認められたことになります。

世界文化遺産の登録基準

世界文化遺産になるための条件をわかりやすくまとめるとこの4つになります。

世界遺産登録の基準に適合すること
世界遺産登録の基準として、文化遺産には6項目があり、少なくとも1つ以上に適合すること。
その基準に適合したうえで顕著な普遍的価値が証明されていること。
国内において万全な保護措置がとられていること
文化保護法上の指定をうけていること。
国指定重要文化財などに登録され保護されていること。
周辺も含めたとい環境があること
核となる文化財をコアと位置付け、その周辺環境までバッファ・ゾーン(緩衝地帯)の環境があること。
将来にわたって守るための計画があること
世界遺産となった後も継続的に環境や遺産を守っていく保存管理計画が策定されていること。